「一つ」を要求されたら、一つだけ答える。
考えを聞かれたら、考えを答える
書いてあることを求められたら、書いてあることから答える。
こんにちは!教室長の地藤湧騎です。
今日のテーマは「聞かれたことに答えることの大切さ」です。当たり前のように聞こえるかもしれません。
しかし、大人も含めて意外にも多くの人が“正しく”聞かれたことに答えられていないケースがあります。
「聞かれたことに答える」とは?
分かりやすい例を出します。想像してみてください。
先生が「〇〇という話題について、あなたが考えることを1つ答えてください」と質問したとします。
そこである生徒Aさんは「教科書には、△△と書かれています。また□□とも書かれています。」と答えました。
これは、聞かれたことに答えられていますか?
答えはいいえです。
先生の質問は3つの要素に分けられます。
1つ目:〇〇という話題について何かを答えること。
2つ目:「考えている」ことを答えること。
3つ目:「1つ」答えること。
これに対して、生徒Aさんの答えは
・考えていることではなく「書かれていること」
・1つではなく、「2つ」
です。
「聞かれたことに答える」とは、言い換えると「先生の求めている要素を満たして、答えること」になります。
「ほんの些細なこと」では片付けられない
先ほどの例は会話が文字起こしされており、かつ時間をかけることができるため、大して難しいようには思えません。
しかしながら、普段の授業や対面時の質問、強いては日常会話ではどうでしょうか? 事実を聞かれているのに「考え」や「思い」を答えたり、1つ答えることを求められているのに「思いついただけ」答えたりといった質問者と回答者とのやりとりのズレが良くみられるかと思います。
言ってしまえば、会話をしていたら生じうる「ほんの些細なこと」なのかもしれません。会話なら、「1つ〝だけ〟答えてください」と強調して聞き直してくれるでしょう。
ですが、勉強においてはそうはいきません。
・2つの選択肢を選ぶ問題で、1つだけしか選ばない。
・指定された用語を全て使って回答すべきなのに、一部の用語した使わない。
・意見を聞かれているのに、事実を答える。
などなど。
講師に採点されたプリントを振り返って、このような間違いをした時に「ほんの些細なこと(間違い)」と片付けてしまっているうちは、一向に点数は伸びません。
言ってしまえば、「好きなフルーツは何ですか?」と聞かれているのに「寿司です」と答えているようなものです。フルーツを聞かれているのに、同じ食べ物ではあるもののフルーツではない「寿司」と答えているのは「おかしい」と感じるでしょう。同様のことが、勉強においても生じているのです。
大切なのは答え方のクセを認識し、対策を立てること。
人それぞれ、問題や質問に答える時のクセが存在します。
私自身も中学生時代には「2つ選べ」という問題で「1つ」だけしか選ばないという間違いをよくしていました。「選択肢問題では、1つ選んで、すぐに次の問題に移る」というクセがあったのです。
そこで、このクセに対して以下の2つ対策を立てました。
1つ目:1つ選ぶのか、2つ選ぶのか、もしくはそれ以上なのか。問題文の指示のあるところに、必ずペンで印をつけてから解答する。
2つ目:解答後の見直しでは、指定された個数と解答の個数が正しいかどうかを、全ての問題でチェックする。
時折、同じような間違いをしてしまうことはありましたが、以前とは比べものにはならないほど減りました。
大切なのは、「間違う傾向を認識すること」と「対策を立てること」です。
この間違いの傾向=クセは、自分ではなかなか気づかないものです。先生に添削されたプリントや解説を大切にしましょう。普段、自分で問題集の丸付けをしていることからは得られないような気づきを得ることができます。なぜバツになっているのかを明確化することは、クセを認識するチャンスです。
そして、自分のクセに対して対策を立てましょう。「いつか無くなる」と思っているようでは、試験日のその日まで無くなることはありません。
対策についてはネットで調べても良いですし、多くのクセはあるあるなものとして、代表的な対策がすでに存在します。先生に相談してみるのも良いでしょう。
最後に
もし質問や問題で「聞かれたことに“正しく”答えられてないかも」と思ったら、ぜひ日常会話でも意識してみてください。
意外とクセに気づかず、条件反射的に答えてしまっていることがあるのではないかと思います。(私も焦っているときにそうなってしまうことがあります。)
文章でも会話でも、相手が求めていることな何なのかを考えられるようになると、無駄な失点やトラブルを避けることができると思いますよ。


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